衝撃

「限界だった」22歳の孫が認知症の祖母に手をかけた理由が…孫が”たった一人で介護”していた事情に思わず拳を握ってしまう…

「限界だった」22歳の孫が認知症の祖母に手をかけた理由が...孫が”たった一人で介護”していた事情に思わず拳を握ってしまう...

22歳の孫「介護で寝れず限界だった…」祖母を手にかける‥

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b4118b573407a48542abb6aa5c45e630f08ba

 2019年10月8日早朝、女性は神戸市須磨区の自宅で同居する祖母の口にタオルを押し込み、窒息死させた。

認知症だった祖母には、徒歩5分以内に住む3人の子供がいた。女性の伯父、父、叔母だ。にもかかわらず、介護は家族の中で女性がほぼ1人で担った。

引用:毎日新聞

認知症の祖母と同居し、たった一人で介護していた22歳の女性が祖母に手をかけてしまうという悲しすぎる事件が起こってしまいました。

事件当日の状況

外はまだ暗い午前5時半、女性は隣で寝ていた祖母に「汗をかいた」と起こされる。

 体をタオルで拭きましたが、「親をないがしろにする」と怒鳴られた為、お湯でタオルを温めて拭き直したが、今度は「あんたがおるから生きていても楽しくない」と言われ… 女性は「ごめんね、ごめんね」祖母をなだめたが、祖母の非難はやまず…

気づくと、祖母の体をベッドに押し倒し、フェイスタオルを祖母の口に押し込みんでいた。祖母は数分で動かなくなった。

 その後女性は自殺未遂をするが、「おばあちゃんを殺してしまいました」と自ら110番通報。

なぜ孫一人だけで介護をしていたのか?

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b4118b573407a48542abb6aa5c45e630f08ba

そうなった経緯には女性の生い立ちが大きく関係

女性が3歳の時に両親は離婚。女性は母に引き取られるが、小学1年生の時に母親が脳出血で亡くなる。その後、児童養護施設⇒父方の祖母に引き取られる。

祖母⇒彼女の学費や生活費を工面してくれ、幼稚園の先生になる夢も応援してくれた良き祖母だったが、気性の激しい一面があり、母親の事を悪く言われたり、彼女の存在を否定するような発言もしていた。

それにより、彼女は中学生の時に精神のバランスを崩し、睡眠薬を大量に飲んだり救急車に運ばれる事が何度か続く。医師のアドバイスにより、祖母の家⇒伯母の家に身を寄せることに。

しかし、短大を卒業し、幼稚園教諭として働くことが決まった最中、祖母の体調が悪化し始めたことで、女性の生活は再び狂ってしまう。

祖母は2019年2月、祖母は外で転んで入院し、アルツハイマー型認知症と診断。

排せつや身の回りのことが1人でできない要介護「4」と認定される。

そして自宅に戻った祖母は、深夜にうろつき、近所の家の呼び鈴を鳴らしてしまい問題に。

親族は「祖母を一人で家に置いておくのは危ない」と考え、誰が祖母を介護するのかの話になった際、

叔母
叔母
祖母に学費を出してもらったあんたが介護するのが当然やろ!

と叔母の一声で、介護は女性が担うことに。

幼稚園教諭として働き始めて1カ月後、7年ぶりに祖母との同居が始まった…

叔母の仕打ちが酷すぎる…

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b4118b573407a48542abb6aa5c45e630f08ba

女性は祖母と同居を始めて2週間で限界を感じます。

なぜなら

祖母は平日デイサービスに行くが、夜や土日は彼女がつきっきりで面倒を見なければならない

女性は毎日仕事から帰宅後、祖母に夕食、1〜2時間おきにトイレに連れていく、排泄すればシャワーを浴びさせる

深夜の散歩に付き合うことも

一日に2時間ほどしか寝れない日々

そして

女性
女性
介護は無理かも…

と父と叔母に伝えますが、

叔母
叔母
それくらいコントロールできるやろ

叔母はそう言うだけだったそうです。

女性は祖母を担当するケアマネジャーと直接連絡を取ることも禁じられ、何を言っても「あなたが面倒をみて」のみ。

事件が起きたのは、そんな生活が5カ月続いた末のことだったのです。

【まとめ】「限界だった」22歳の孫が認知症の祖母に手をかけた理由が…孫が”たった一人で介護”していた事情に思わず拳を握ってしまう…

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b4118b573407a48542abb6aa5c45e630f08ba

女性の判決は懲役3年、執行猶予5年。

 20年9月9日から神戸地裁で始まった裁判員裁判では、女性が祖母の介護3カ月目、疲労や重度のストレスから腎臓が悪化し、重度の貧血になったことや、「軽いうつ病」との診断を受け、医師からは退職か休職を勧められていたことが明かされた。また、叔母が検察側証人として出廷し「介護は家族みんなで頑張った」と話す一方、ケアマネジャーの女性が「(祖母の)入院を勧めたが、叔母らが拒否した」と証言する場面もあった。

判決は「叔母の意向に反することが困難だった」とし、「相当程度酌むべき事情がある」と結論付けられています。

裁判長は「適応障害そのものが、犯行に影響を与えていない」としながらも、「介護による睡眠不足や仕事のストレスで心身ともに疲弊し、強く非難できない」と結論づけた。また、「叔母の意向に反して介護負担を軽くする策をとることはできなかった」と親族間の関係性を指摘。執行猶予がついた理由について「自首して反省を深め、社会内で更生が期待できる」とした。

 社会の中で償いの道を歩む女性だが、親族のサポートは期待できなそうだ。女性の父は、判決後の毎日新聞の取材に対し「刑務所に入るべきだ。『介護をやらされてかわいそう』との前提で判決が出ている。妹(叔母)とも話したが同じ思いだ。今後連絡することもないし、親としての愛情はない」と突き放した。

 代理人弁護士によると、女性は住む部屋を見つけ、就職活動を始めたが、問い合わせた幼稚園に「ブランドイメージがある」と断られたそう。

彼女は現在事務職のパートを見つけたそうですが、着る服に困るほどの生活とのこと…

ネットの反応

参考:毎日新聞https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b4118b573407a48542abb6aa5c45e630f08ba