ロンドンで行われた、人種差別撤廃を訴えるデモ。
その現場で撮影されたある1枚の写真が、SNS上で拡散され、大きな話題を集めています。
アフリカ系黒人男性が白人男性にした”あること”とは一体なんだったのでしょうか…
世界中で拡散された内容がコチラ
アフリカ系黒人男性は、白人男性を担ぎ上げ…
アメリカ、ミネソタ州ミネアポリスで起こった痛ましい事件。白人警官の不当な拘束によって、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが命を落としました。
その事件を発端に、今、世界の各地で人種差別撤廃を訴える運動が加熱しています。本国、アメリカで「ブラック・ライヴズ・マター」(黒人の命を守れ)と呼ばれる運動が盛り上がりを見せていますが、その影響はアメリカ国外にも波及しているのです。
イギリス・ロンドンもまた例外ではありません。イギリスもアメリカと同様に、多くのアフリカ系の人々が生活しているためです。
ロンドンでも先日行われた、人種差別撤廃を訴えるデモ。その現場で撮影されたある1枚の写真が、SNS上で拡散され、大きな話題を呼んでいます。
実際にその写真をご覧ください。
Our own coach Patrick Hutchinson! Saved a counter-protester’s life on Saturday with the help of his security team Ark Protection. What a hero he is, and everything that Hercules Wimbledon AC stands for ♥️♥️ #UpTheHerc #WeAreAllOne ✊🏿✊🏻✊🏼✊🏾 pic.twitter.com/fY1rtdeov9
— Hercules Wimbledon AC 🟡⭕️ (@hercarmy) June 15, 2020
白人男性を担ぎ上げて運ぶ、アフリカ系男性の姿。一体どうしてこの写真が、世界中の注目を集めたのでしょうか?
実はそのデモと同じ日、人種差別撤廃のデモに反発する形で、極右活動家を含む複数の過激な団体の集団もまた集まっており、警官隊と衝突するなどして暴力沙汰になっていたのです。
このアフリカ系の男性、パトリック・ハッチンソンさんは、地面に倒れていた白人男性を発見し、混乱する人々の中で踏み潰されないように、担ぎ上げて救助にあたっていたのです!
他のアフリカ系の人々も、自らの体を盾にして救助劇を守ってくれたというのだから驚きです。
ハッチンソンさんはのちのインタビューで、「この男性を守らなければ!ということ以外、何も考えていなかった」と語っています。
Patrick Hutchinson, a black protester who carried a white man to safety during clashes on Saturday in London between anti-racism protesters and far-right opponents, poses for a portrait in London
Credit: REUTERS/Dylan MartinezAnd the wankstain he rescued has yet to say thanks. pic.twitter.com/ZflJlpFzgL
— Pixiedust (@PixiedustJtT) June 16, 2020
その現場を目撃していた人は、ハッチンソンさんの勇敢な行為によって、少なくとも2人以上の人生が救われたはずだと言います。逆上した人々からリンチされていた可能性もあったこの白人男性の命が救われたのはもちろんのこと、一瞬の感情に身を任せてこの白人男性に危害を加えていたかもしれない周囲の若者も人生を棒に振ることなくすんだのです。ハッチンソンさんの勇敢な行為は、こうして世界中の賞賛の的となりました。
いかがでしたか?デモに参加しているアフリカ系の人々の多くは、あくまでも「人種差別の撤廃」を訴えているのであって、特定の人種そのものを憎んでいるわけではないということが伝わってくる写真なのではないでしょうか。日本ではこのような人種の衝突はあまり馴染みがないトピックのように感じるかも知れませんが、日本でもアジア内の国の格差など、見えない差別が存在していると言えます。深く考えされられてしまいますね。
引用:イミシン
混乱したデモの中、倒れた白人男性をハッチンソンさんが身を呈し助けたそうです。
人を思いやる心に人種は関係ないですね…
現在でも人種差別デモが世界各地で行われていますが、けが人が出ないことを願います。
ハッチンソンさん素晴らしいと思った方、シェアで広めて頂けると幸いです。
参考:イミシン